私自身、子どもたちの不登校を経験する中で、
「子どもにとって本当に必要な学びとは何だろう」と考えるようになりました。
学び方を大きく変えた時期、子どもが自分で選び、考え、動くことを大切にする環境の中で、
少しずつ表情がやわらぎ、「学校が好きだ」と感じられる時間が増えていきました。
一方で、その先を見据えたとき、
楽しさや安心感だけでは見えにくい部分があることにも気づかされました。
たとえば、いま何が分かっていて、何がまだ途中なのかを、子ども自身が本当に理解できているかどうか。
あとから子どもが口にした、「分かっているつもりだった」という言葉は、
私自身の関わり方を振り返るきっかけになりました。
子どもが自分で選択するためには、その選択が何を意味するのかを大人がきちんと説明し、
今の位置と、どこへ向かうのかという目的地を一緒に確かめる必要があると感じています。
目的地が分かっていても、地図やナビの使い方を知らなければ、安心して進むことはできません。
到着する時期が決まっているなら、進む速さや休むタイミングを考えることも必要です。
本来、大人は、ナビになるときもあれば、ナビの使い方を教えるときもあり、
状況に応じて役割を変えていく存在だったのだと思います。
「子どもは、遊びながら育つ」それは、今も変わらない私の原点です。
好きなことを入り口に、感じ、考え、表し、少しずつ動き出す。その一歩一歩を、大人がそばで支えていく。
エコールルミナは、そんな学びの場でありたいと願っています。
代表: 秦 佳代